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【大阪あそ歩レポート/川を渡る神輿〜住吉大社神輿渡御】

大阪の夏祭りの最後を飾る住吉大社の夏祭。そのクライマックスが8月1日の神輿渡御です。
境内を出た神輿が、神社の頓宮がある堺・宿院までの6km弱を渡ります。
神輿行列は華美で壮大なもので、鳳輦・船神輿・住吉踊り・夏越女・武者行列・獅子舞・太鼓・猿田彦・火縄銃などが賑々しく隊列を組みます。

安土桃山時代、堺にいた宣教師の手記によると、先頭が堺の市街に到着したとき、最後尾はまだ住吉大社の境内を出ていなかったということです。最盛期の勢いがしのばれます。
道中、宣教師の時代にはなかった大和川が江戸時代以降に出現します。

お渡りの最大の見せ場がこの大和川を渡る場面です。
現代では神輿以外の行列は近くの橋を渡りますが、神輿だけは昔ながらの渡渉を行います。
戦後、長らく自動車による移動だったのが、地元の尽力によって近年復活したものです。
神輿の担ぎ手は川の中州に設けられたお旅所で大阪側から堺側へと引き継がれ、宿院へと向かうのです。



 前置きが長くなりましたが、この神輿渡御を行列と並行しながら楽しもうというのが今回の大阪あそ歩の夏企画です。
ガイドを務めるのは安立コースを担当する鍵岡さん。通常の安立コースでもほぼ同様のルートを辿ります。

午後1時30分に南海・住吉大社駅を出発しました。
真夏のまち歩きとしては暑さがこたえる日中でのスタートです。参加者は皆水分補給の準備を怠りません。

まずは住吉大社境内へ。第一本宮で出発前の神事が執り行われています。
本宮前はこれからお渡りに臨む関係者が集結して騒然としています。



実は私は昨年、神輿の担ぎ手としてこの中に加わっていました。
昨年は住吉大社ご鎮座1800年の年。
記念の年を祝うために、100年ぶりに住吉地区の氏神である生根神社の神輿が隊列に参加し、それを担いだのです。
ですので、自分の神輿周辺はともかく、行列の全貌を見ることができなかったのです。
昨年の熱気と高揚感を思い出しながら、出発前の神輿行列を眺めていました。

午後2時過ぎ、神輿発輿。
あそ歩一行は行列が見やすい場所に移動しました。
神館の前には夏越女や獅子舞らが待機しています。
夏越女は皆人力車に載っています。
元は門前で栄えた遊郭・住吉新地の芸妓がその役を務めたのですが、住吉新地の消滅後、堺、新町と、その担い手は次々と変わり、今では一般市民も含め各地から集まってきて夏越女に扮します。
見る分には美しくていいのですが、ご本人たちは炎天下の衣装と化粧で大変だろうと思います。




猿田彦を先頭に神輿行列が南門を出てきました。
武者行列、船神輿と続き、夏越女や獅子舞も合流します。
船神輿に載る神主は大阪あそ歩他のイベントでいつもお世話になっている小出権禰宜です。
大阪あそ歩関係者から「小出さ〜ん!」の声援がかかり、本人も思わずにんやり。





神輿だけは反橋を渡ります。最初の見せ場です。
担ぎ手にとってもここは大変。段差段差の連続で、昨年は私は最後尾を担いだのですが、体勢を下げたり上げたり苦しかったです。
でも反橋のてっぺんで高々とさし上げられる神輿はやはり見ごたえがありました。





行列は境内から紀州街道へ出ました。
大阪あそ歩一行も続きます。ここから先は祭り行列と抜きつ抜かれつ大和川まで行動を共にしました。

安立は街道沿いに発展したまちです。
霰松原などの名所・史跡も多く、安立商店街には竹山楽器という世界に名を轟かせるリコーダーの製作所があるのですが、今日の特別コースはそれらの解説もサラリと流してひたすら大和川へ。
但し、霰松原では鍵岡さんの奥さんと娘さんが差し入れのお茶とお菓子を持ってきてくれました。
汗だくの身体にこれは癒しになりました。

いよいよ大和川に到着しました。
行列は大阪と堺をつなぐ大和橋の上に待機します。
最後に現れた神輿は河川敷の方へ降りて行きます。ここで数度差し回しをした後、川へ入って行くのです。



大阪あそ歩一行も堺側の河川敷へ移動して対岸からこの様子を眺めることにしました。
堺側の河川敷には既に堺の担ぎ手が待機していました。
甲冑に身を固めた堺の火縄銃保存会の皆さんが祝砲を鳴らし花火が打ち上げられました。
神輿が川に入ります。
水かさは連日の猛暑で少なくなっています。川のあちこちに中州が出現していました。
ただ、東の空の雲行きが少しあやしくなってきたので、それが気がかりでした。



神輿は中州のお旅所には直接向かわないで、周囲の水の上を進みます。
差し回し、差し回しの連続で30分以上、担ぎ手たちが最後の渾身をふり絞ります。
これだけの熱演、正直見ている方も疲れました。



ようやく神輿はお旅所に安座され、橋の上からの祝詞を受けました。
堺側の代表がお旅所に向かい、大阪側から神輿の受け渡しをされます。
続いて堺衆が川の中に入り神輿を担ぎました。
堺側の河川敷からも火縄銃が打ち鳴らされます。
ようやく堺の出番で大阪同様、川の中で差し回しを行ってから上陸しました



時間は5時を回っていました。
行列はその後も堺市街を進み、宿院へ到着するのですが、大阪あそ歩のツアーはここまで。
阪堺電車に乗って帰る人もあれば、そのまま宿院まで行列について行く人もありました。
私は住吉大社で燈籠の献灯受付という役目がありましたので、ちん電で住吉へ向かいました。
受付をしていると夜9時30分頃、神輿がトラックに乗せられて住吉っさんに還ってきました。
帰路はアッサリしたものです。



それにしても日中の暑い盛りに元気いっぱいのガイドと、ドリンクや氷の差し入れなど、タイミングを心得た心憎いばかりのサービスをしてくれた鍵岡さんを始め、スタッフの皆さん本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

住吉大社神輿渡御
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